ニキビ跡の色素沈着を消すならハイドロキノン
ニキビ跡の赤み(炎症性色素沈着)を消すなら、クレイローションはもちろん、Cセラムが効果的です。どちらも抗炎症作用のある成分(グリチルリチン酸ジカリウム、ビタミンC)を含んでいますので。
ただメラニン色素を伴う色素沈着を起こしている場合、ハイドロキノンを使ってケアをするのが良いです。ハイドロキノンがメラニン色素を薄めてくれる美白成分だからです。
実際に口コミを見ていくと、1ヶ月でシミが消えてきた、という人もいましたので、ニキビ跡の色素沈着だって、はやければ1ヶ月くらいで治る可能性があります。
ただハイドロキノンは使用上々、夜間にしか使うことができません日中の使用は避けるようにしなければいけませんよ。
■ハイドロキノンで美白する際の注意点
ハイドロキノンにはメラニン色素から色を奪ってくれる漂白機能だけではなくて、メラニン色素の生成を押させてくれる働きがあります。メラニン色素を生成する「メラノサイト」という細胞の働きを邪魔してしまうんです。
ハイドロキノンを使っているうちは、シミや色素沈着が濃くなることもなければ広がる心配もなくなるわけですが、メラニン色素はそもそも、私たちの肌を外部の刺激から守ってくれる働きがあるものです。
詳しく説明すると、ニキビが悪化し始めると、ニキビによって肌組織の破壊が始まります。私たちの肌はそこで、ニキビの影響を食い止めるためにまずは活性酸素という物質を分泌してニキビから肌を守ろうとするんですが、活性酸素は攻撃力が強すぎるという欠点があります。
そのため、正常な肌細胞にまでダメージを与えてしまうんですが、そこでメラニン色素が活性酸素から肌を守ってくれます。
他にも紫外線を浴びると活性酸素が生成されるため、メラニン色素が生成されるわけですが、ハイドロキノンを塗った場合、メラニン色素が生成されなくなっています。
つまり、紫外線を浴びて活性酸素が発生しても、肌を守るものが何もなくなってしまいます。
そのため、ハイドロキノンは日中の使用は厳禁。夜間のみとなっているわけです。